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公務員が実際にテレワークをしてわかった事

テレワーク

こんにちは、まろむです。

 

今日は、公務員が実際にテレワークをしてわかった事という記事です。

 

最近コロナが再拡大を続けており、警戒ムードが広がっていますよね。

 

先日も政府が経済界に7割の出勤抑制を要請するというニュースがありました。

 

そうなると、また多くの方々がテレワークをする必要が出てきそうです。

 

まろむ
テレワークとは、在宅勤務のことです。

 

4月の緊急事態宣言を受けて、実際にテレワークを経験された方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、これは主に民間企業でのお話。

 

公務員は、民間企業とは少し事情が異なるのです‥。

 

この記事でわかること

  • 今後(コロナ後も含めて)、公務員にテレワークは可能かどうか
  • 僕が実際にテレワークをして感じたこと

こんなあなたに読んでほしい

  • 将来公務員になりたいと思っている人
  • 公務員のテレワーク事情が知りたい人

 

まろむ
僕は、4月の緊急事態宣言発令に伴って数回だけですが実際にテレワークを経験した新卒公務員です。実体験に基づいてお伝えします。

 

目次

結論:現時点では公務員にテレワークは難しいと思う

困難

 

まず結論から言ってしまうと、現時点では公務員にテレワークは難しいと思います。

 

これは、僕が実際に公務員として働き、4月頃に実際に数回テレワークを経験しての感想です。

 

その理由は以下の通りです。

 

  • 決裁が取れず、仕事がなかなか進まない
  • テレワークできる環境が整備されていない
  • セキュリティの問題
  • 職場や現場でないと出来ない仕事も多い
  • ネットリテラシーがない人もいる

 

1つずつ説明していきます。

 

理由①テレワークでは決裁が取れず、仕事がなかなか進まない

悩み

 

公務員のテレワークでは決裁が取れず、仕事がなかなか進みません。

 

公務員は、紙決裁で仕事を進めていくのが基本です。

 

公務員は基本的に決裁がおりないと仕事を実行に移すことができません。

 

紙での決裁は職場で職場の方全員に書類を回覧して、ハンコを押してもらう必要があります。

 

ですが、テレワークは職員が職場に行かないので、決裁に必要なハンコをもらうことができません。

 

(ハンコが必要ない電子決裁のシステムなども世の中には存在しますが、導入している官公庁はほぼないでしょう)

 

なので、公務員のテレワークでは決裁が取れず、仕事がなかなか進まないということが起こります。

 

理由②テレワークできる環境が整備されていない

環境

 

現時点でほとんどの官公庁では、テレワークできる環境が整備されていません。

 

役所によっては1人1台のPCも支給されず、数人で1台のパソコンを使っているところもあるそうです。

 

また、1人1台のPCが支給されている場合でも、そのPCは古く、動作も遅い場合が多いと思います。

 

テレワークをスムーズに進めていくためには、少なくとも1人1台のPC、そして仕事に不自由しない程度のネット環境が求められます。

 

現時点でその最低限の設備が既に備わっている官公庁はあまりないのではないかと思われます。

 

まろむ
一部の自治体や国の機関ではテレワークの環境が着々と進んでいるところもあるとは聞いたことがありますが、それはまだ少数派でしょう

 

理由③情報セキュリティの問題

情報

 

公務員は、大量の個人情報を常に扱っています。

 

なので、民間企業以上に情報セキュリティには気を遣う必要があります。

 

普段でも、庁内のUSB等を持ち出すには許可が必要だったりと、情報セキュリティはかなり厳しいものがあります。

 

テレワークは自宅で仕事をするので、個人情報を庁舎外に持ち出す必要が出てきます。

 

さらにネットを使うには、PCを官公庁のネットワークに庁舎外から接続する必要があります。

 

これでは、徹底した情報セキュリティ管理は難しくなってしまうでしょう。

 

理由④職場や現場でないと出来ない仕事も多い

仕事

 

公務員の仕事は、職場や現場でないと出来ない仕事も多いです。

 

例えば、窓口対応。住民の方を直接対応する窓口対応の仕事は、テレワークではできません。

 

このように、公務員には職場や現場でないと出来ない仕事も多くあるのです。

理由⑤ネットリテラシーがない人もいる

衝撃

これは公務員に限った話ではないですが、どこの職場にもネットリテラシーがない人も一定数いるものです。

 

とくに中高年の職員の方々に、そのような方が多いように感じます。

 

ネットを活用した仕事がメインになるテレワーク、このようなネットリテラシーがない職員の方々に急にやれと言うのははなかなか難しいのではないかと考えられます。

 

実際に僕がテレワークをした体験談

テレワーク

 

まろむ
実際に僕も4〜5月頃、緊急事態宣言の発令に伴って数回テレワークを経験しました。

 

当時僕は新採数週間目で、いきなりのテレワークに正直少し面食らったのを覚えています。笑

 

テレワークで実際にやったことは、新採研修で使う筈だった分厚い研修マニュアルを読むということでした。

 

いわゆるリモート研修ですね。

 

まろむ
僕は新採なので研修資料を熟読するリモート研修が可能でしたが、実際に同僚の職員の方々はテレワークではできること少ないだろうな・・・と感じました。

 

僕の職場は非常に多くの個人情報を取り扱う部署であり、また窓口業務も多くあるので、テレワークでできることはほぼ何もないという印象でした。

 

そしてテレワーク明けに職場に行くと、テレワーク中に膨大に溜まった書類の山が机にできており、衝撃を受けたのを覚えています。笑

 

まとめ:現時点では公務員のテレワークは難しいと感じた

ポイント

これはあくまでも主観ですが、結論として僕は現時点では公務員のテレワークは難しいと感じました。

 

内容をまとめます

 

  • 結論:現時点では公務員にテレワークは難しいと思う
  • 理由①決裁が取れず、仕事がなかなか進まない
  • 理由②テレワークできる環境が整備されていない
  • 理由③セキュリティの問題
  • 理由④職場や現場でないと出来ない仕事も多い
  • 理由⑤ネットリテラシーがない人もいる

 

今回のコロナの影響で、公務員のテレワークの実現可能性が浮き彫りになったのかなと感じます。

 

一部の自治体などはテレワークを積極的に推進していく方針を示しており、実際にテレワークが可能になる公務員も少しずつ増えてくるかもしれません。

 

しかし、ほとんどの公務員が今すぐにテレワークに移行するのは確実に不可能です。

 

多くの公務員がテレワークが可能になるには、さらに多くの時間と費用が必要になるでしょう。

 

しかし、コロナ後の世の中はテレワークが当たり前の社会になると僕自身は確信しています。

 

テレワークは感染症の予防以外にも、ライフワークバランスを充実させるためにも非常に効果的な仕組みなので、是非できるだけ早く公務員にも普及してほしいものです。

 

まろむ
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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